茶樹の起源
2012-03-18
茶樹、つまりお茶の原料となる茶の木は中国雲南省、貴州省、四川省を中心とした山岳部を由来とします。現在ではヒマラヤ連峰西南部、中国西南部、華中、インドシナ半島、そして日本と広く分布しています。また商用としては、東南アジア、インド、南アメリカ、アフリカ、中近東などでも広く栽培されています。

日本にはいつ頃伝わったのかは諸説ありますが、平安後期の書かれた「日本後期」において「嵯峨天皇に茶を煎じて奉った」との記述(815年)があり、記録としてはこれが最も古いとされています。記録によればこの頃、近畿・中国地方にて茶は栽培されており、平安時代の上流階級の人々の間で広く茶が飲まれていたと考えられています。
栄西禅師が宋に二度留学に行き、帰国した際に茶の種を持ち帰り(1167年, 1187年)、脊振山(福岡県)などに種を与えて栽培させたのは有名な話です。この時が日本における茶の起源とする説もありますが、その頃既に丹波では茶の栽培が行われていたようです。この頃、栄西禅師は「喫茶養生記」(1211年)と呼ばれる茶の効用から製造方法などを記述した初めてのお茶の本を執筆しています。









